2017年8月11日 |
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アベノミクス景気は鈍い
と言われつつも戦後3番目の長期の景気回復で
徐々に機械加工業の仕事は
忙しくなってきているようです。
国内の機械部品工場は淘汰が進み、
廃業する工場も多かっただけに、
今の時期の仕事量をこなせる工場が
国内で見つからない
という事態も起こっています。
我々も国内工場を探して
秋田、広島などまで工場を探しに
商談することもありますが、
逆に外注先になって欲しい
と言われるくらい、売り手市場になっています。
それは何故でしょうか?
簡単に言えばこういうことです。
安価で良い製品を作ってくれる工場は、
儲からないため後継ぎも見つからないまま
廃業の憂き目に合う。
低価格競争からの脱却、
高品質、短納期、高精度
といった武器を持った工場が増え、
安価な価格では仕事を受けてくれない。
国内で散々、加工屋さんを探したけど、
価格が合わない、
助けて欲しい
とご連絡を頂きます。
面白い話ですが
機械加工の海外調達の専門家の我々でも
お客様の希望価格を聞いて
卒倒するような希望価格があるのも事実です。
しかし、お客様も価格競争があるので
致し方ないかとは思います。
どうしても安価で調達したい場合は、
中国工場から直接購入することを
お勧めしていますが、
価格だけでなく品質も維持したい
とのご希望でしたら、
やはり若干のコストアップもお考え下さい
とお伝えしています。
価格は安価だが
品質に不安がある海外工場と、
品質管理をしっかり行っているが
コストが若干あがる我々の海外調達、
ぜひとも上手くバランスをとって
調達していただきたいと思います。
阪井金属製作所の海外調達は
2016年度良品率99.963%。
品質と価格のバランスで
是非お選びください。