2017年7月9日 |
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過去に海外調達を行なっていたが、
問題が頻発し、
弊社にご依頼されるお客様も
多くお問い合わせを頂きます。
コスト優先のために海外調達に切り替えたが、
逆に不良処理にコストがかかってしまった。
当初に約束した納期より
1ヶ月以上掛かってしまう。
トラブルが起こったが、
改善される気配が見られない。
上記3つは海外調達をご経験された方の
お悩みベスト3です。
これらの問題で一番何処に
ポイントがあるのでしょうか?
それは海外側の営業担当の知識レベルです。
もちろん日本語能力は言うまでもありませんが、
日本語営業担当は技術のことは
一切知らない人たちが大多数です。
その様な人たちを介して
工場の品質管理なり生産管理に伝わる確率は
どれくらいでしょうか?
ゼロとは言いませんが
キチンとこちらの意図が
伝わっているとは思えません。
約10年ほど我々は海外調達に携わっておりますが、
加工の知識も日本語もバッチリな営業担当には
いまだお目にかかったことはありません。
しかも彼らは非常に分かった振りが得意ですから、
なかなか質が悪いですよね。
出来る限り生産管理担当に近い人達と
話し合う事が肝要です。
しかしながら日本語が出来て
機械加工にも長けている人を探すのは
日本でも難しいかもしれません。
株式会社阪井金属製作所では
品質管理担当は元鴻海出身の
日系金型工場で生産管理を担当していた
経験豊富な中国人です。
問題やこちらからの提案がある場合は
彼が直接工場の生産管理担当と
話し合いを行いますので、
こちら側の意見が余すこと無く
伝えることが出来ます。
確かに工場と直接、取引すれば
中間マージンは無くなるでしょう。
しかし上記に記した諸問題が起これば、
海外調達のメリットは
一気に吹っ飛んでしまうことになります。
ご注意下さい。
ご質問、お問合せはお気軽に。